< おねしょに悩んでいるお子さんへ >

おねしょ博士は、東京で生まれ育った、純粋の東京っ子なんだ。
幼稚園から学校時代は、気が弱くて、言いたいことも言えずに女の子にもいじめられていた。
おねしょは、小学校5年生まで続いていたよ。私立学校だったので、年に何回も、何日もの
宿泊行事(林間学校や臨海学校)があったから、いやだったなぁ。
いつも先生が夜起こしてくれたけど、宿泊先で失敗したこともあったよ。でも、男の担任の
先生がさりげなく片づけてくれた。おねしょのことがいやで、宿泊行事に行きたくないと思っ
たことも何回もあったけど、がまんしてちゃんと行ったよ。
おねしょのことで、友だちからからかわれたりしなかった。おねしょ博士の外来でも、おね
しょのことで友だちにからかわれた子は誰もいないよ。だから、君も安心して、勇気を出し
て宿泊行事に行こうね。
寒い冬は、太ももがおしっこの刺激であかぎれして、半ズボンにこすれて痛かったよ。
おねしょしたことをごまかして、濡れたパンツにズボンをはいて学校に行ったこともあるよ。
学校に着いて、教室のダルマストーブ(当時は、石炭ストーブだった)にあたると、蒸発して
変な匂いがして、大急ぎで教室の後ろの方に隠れたこともあるよ。恥ずかしかったなぁ。
そんなにぬれなかったおねしょのときは、ごまかしてぬれた寝間着(当時はパジャマなんて
なかった)と一緒に布団をたたみこんだこともあったよ。夜寝るとき、しめった寝間着と布団
のなかで、ブルブルふるえながら寝たこともあった。当時は、暖房なんてなかったからとって
も寒かったんだ。おねしょ博士が子どものころは、おねしょの治療なんかもなかった。
だから、おねしょが体の機能が整っていないからするなんてこともわからなかった。
生活指導もなかったし、努力のしようもなかった。どうしょうもなくて、自分で情けなくなって
しまったよ。でも、お母さんはそんなに怒らなかった。きっと、見守ってくれていたんだよね。
今は、おねしょの原因も、生活指導も、治療もできるようになったから、おねしょ博士の子
どもの頃より早くなおるよ。
でも努力しなければいけないよ。がんばろうね。





愛犬のんのといっしょに。

昭和43年     東京慈恵会医科大学卒業・小児科入局
昭和47年    埼玉県立小児保健センター神経科
昭和49年    東京慈恵会医科大学小児科
昭和52年    東京都立母子保健院乳児養育科医長
平成元年     同上 乳児養育科部長・小児科部長
平成8年     同上 副院長
平成12年8月  同上 院長
平成14年12月末日 東京都立母子保健院閉院、東京都退職
平成15年3月 「ほあし子どものこころクリニック」開院

平成28年7月 「ほあしこどもクリニック」開院
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日本夜尿症学会 理事長、
日本小児精神神経学会 理事長を歴任。
現在は以下の役職等に従事しています。

●これまでの職歴:
聖徳大学 客員教授
日本夜尿症学会 常任理事
日本小児精神神経学会 常任理事
日本小児心身医学会 理事
日本小児小児科学会 代議員
日本医療保育学会 理事長
全国病児保育協議会 顧問
日本保育園保健協議会 常任理事
全国社会福祉協議会乳児福祉協議会 常任協議員



[お父さん・お母さん向け]
小学館「新・おねしょなんかこわくない」(単著)
新紀元社「わが子に『愛されている実感』を伝える子育て」(単著)


新・おねしょなんか
こわくない

わが子に
『愛されている実感』を
伝える子育て



[専門書]
日本小児医事出版社「実習保育学」(監修・編著)
医歯薬出版 新版「小児の発達栄養行動−摂食から排泄まで」(共編著)
全国病児保育協議会「新・病児保育マニュアル」(監修・共著)
新曜社「思いやりを育む保育とは」(共編・共著)
医歯薬出版「小児科の相談と面接−心理的理解と支援のために」(共編・共著)
医歯薬出版「施設の小児保健(小児保健U)」(共著)


実習保育学

小児の発達栄養行動