おねしょは、睡眠中につくられるおしっこの量と、おしっこをためる膀胱の大きさの
バランスがくずれて生じます。赤ちゃんは、まだ膀胱が小さく、昼夜の区別なく
おしっこが作られるので、毎晩、しかも一晩に何回もおねしょをしています。

2〜3歳になると、膀胱が少し大きくなり、しかも、夜間に作られるおしっこの量も
少し減ってきます。その結果半数近くのお子さんがおねしょをしなくなります。

4〜5歳になると、膀胱の大きさも安定してきて、しかも夜間の尿量も減ってくるので、
多くのお子さんがおねしょから自立していきます。

6〜7歳になると、ほとんどのお子さんはおねしょをしなくなります。

このようなことからも、幼児期にみられるおねしょは、まだ発達途上にあるため心配なく、
6〜7歳になってつづく場合を「夜尿症」といって、積極的な生活指導や薬物療法が
必要だと考えられています。



● おねしょの頻度からみた心配度 ●

あなたのおねしょくんはどれにあてはまりますか?
(下の表のオレンジのボタンをクリックしてみてください)

   毎晩2回以上
(寝入りばなと明け方)
毎晩1回
(明け方)
一週間の半分
(明け方)











































● 年齢別のおねしょの頻度 ●

おねしょをするお子さんは、年齢が高くなるにつれて減っていきます。
2歳で約50%のお子さんにみられたおねしょは、6歳になると約10%に減ります。
8歳で約8%、10歳で約5%、16歳で約2%前後のお子さんが
おねしょをしていることになります。